こんにちは、Cinna(シーナ / @web_cinna)です。
職業訓練の2年コース、長期高度人材育成コースでWebデザインを学んだ記録です。
今回は1年生最初のセッションで学んだ、ITリテラシー(Illustrator)の授業内容をお話します。
授業の概要

Adobe Illustratorの授業です。
3時間×全10回(週1日×10週)
この授業は次の第2セッションも続いて全10週で行われました。
安易に便利機能に頼らない、きちんとした素地づくり。Illustrator、Photoshopなどのグラフィックソフトの急速な進化により、1クリックで効果的にエフェクトがかけられ驚くほど簡単に高品質なグラフィックが完成するようになった反面、初歩的な技術であるペンツールでのベジェ曲線による描画が雑であったり、不必要なレイヤーを無駄に増やしたりと、ソフトの基本的な機能をおざなりにする傾向も見られます。ここではIllustratorをきっちり使いこなせる下地作りをベースに、アナログ情報をデジタルに変換するために何を抽出するべきかを考えるための素養を身につけます。
全10回授業のスケジュール
- ベジェ曲線トレーニング
- ベジェ曲線とリフレクトツール
- レイヤーと透明&不透明度、変形とブレンドツール
- グラデーション&ブレンドツール
- パスの変形
- クリッピングマスク
- 陰影と立体化
- テーマ別シンボルマーク
- テーマ別シンボルマーク
- テーマ別シンボルマーク
実際の授業ではクラスの状況により計画スケジュールとは違う内容で進行した部分もありました。
第1セッションその他の時間割はこちらの記事にまとめています↓

授業内容をレポート

Illustratorの使い方基礎の授業でした。クラス20人中イラレを使ったことがない人が大半で、私を含め数人は使ったことがある人でした。
職業訓練がはじまって、この授業が唯一パソコンを使う授業。週1回3時間のみ…Web希望で入校したのでびっくりでしたが、この授業では独学で使ってたイラレとは違う新しい使い方を学ぶことができました。
授業外で自分でも勉強することも大事です!
ペンツールでワイングラスを描く

ペンツールの使い方からスタートでした。直線を引いたり、波線を引いたり。
先生のPC画面がスクリーンに映されているので、その見本を見ながら同じものを作っていきます。
曲線と直線を組み合わせて、ワイングラスを描きました。
ペンツールは全然使えてなかったので勉強になりました!
ワイングラスを完成させる

先生が作る過程を教えてくれるので、それを真似しながら作ります。
ワイングラスはペンツールで半分描いてリフレクトツール(反転)で左右対称のグラスに。
その中にパスの変形とペンツールで液体部分を描き、
レイヤーを作って、不透明度を使って液体の中にストローがあるように見せたり、ストローの柄はブレンドツールを使いました。
ワイングラスを使ってBARのチラシ作成

ワイングラスを使って自由にBARのオープニングチラシを作ってみてくださいという課題。
グラデーションの練習

クリッピングマスク、ブレンドツールの練習


池に反射する剣を作ってみる

先生がスクリーンに完成図を見せてくれて、「コレ作ってみて〜」と。
試行錯誤しながらみんな自力で作ってみます。
最後に先生が行程を教えてくれます。
フォントと立体化

文字の装飾の仕方(グラデーションやシャドウなど)や立体化を学びました。
シャープペンを作ってみる

先生が完成見本を見せてくれて、これも自力で作ります。
グラデーション、シャドウ、立体化などを学んだことを応用して、どうやったら先生の見本と同じものが作れるかを考えながら制作。
3色以上のパターンを作ることがお題だったので5色展開で作りました。
最後に先生が作る行程を教えてくれます。
メダルアイコンを作ってみる

グラデーションや陰影を使ってオリジナルメダルを作ることが課題です。
先生のようにトレースしてパーツを作るのもOK。


バスケが趣味なので、ドラちゃんリアルメダルの画像をペンツールでトレースしてドラちゃんバスケメダルを作りました。
感想
Illustrator10回の授業でした。
基本的には先生が作る行程を1つずつ真似しながらツールの使い方を学びます。
最初の頃は、イラレが初めてのクラスメイトは「ワイングラスは作れるようになったけど、それ以外に応用する方法がわからない、、」と焦ったりする様子もありました。
クラスにはイラレの達人がいたので、授業外で集まって「イラレの使い方補足講座」を訓練生のみで企画して行いました😀(達人ありがとう)
授業でやったことを反復して練習する、わからないところや難しいところをできる人がコツを伝えて自分たちで追求するを繰り返しました。
個人的には、今までイラレでは素材を集めてチラシやポスター制作をすることが多く、今回のように素材を1から自分で描いて作るということはあまりしていなかったので勉強になる授業でした。
一方、イラレが全く初心者の人にとってはイラレの基本操作自体を”理解する”ことには少し難しいかもと思いました。課題で作ったものの作り方はわかるけど、このツールアイコンは何に使うものかとか環境設定とかアートボードのこととか、そのあたりは授業ではやっていなかったためです。
しかし、先生の計画書にもあるように、イラレを使う下地作りが目的の授業なので、ツールの使い方や環境設定などは自分でも学べること。(当時は授業でやってほしいなと思ってましたが)
どんな勉強でも予習と復習はやればやるほど身になります😎(わかってるけど実行するのがなかなか難しいのですが😵)
最後まで読んでいただきありがとうございました

