長期高度人材育成コースについて

#3 教材の中身 | Webデザイン長期職業訓練【長期高度人材育成コース】

Cinna

こんにちは、Cinna(シーナ / @web_cinna)です。

職業訓練の2年コース、長期高度人材育成コースでWebデザインを学んだ記録です。

今回は入校時に購入した教材の中身をご紹介します。

長期職業訓練で購入した教材の中身

長期高度人材育成コースはハローワークで募集チラシが掲載されていて(各都道府県のwebサイトでも確認できるかと思います)そこに『テキスト代等自己負担額』という記載がありました。

金額は、58,872円でした。(2019年度)

長期高度人材育成コースは2年間の期間ですが、通常の公共職業訓練と同じ制度なので、

学費は無料、雇用保険の受給資格があれば失業保険を2年間ずっと受け取ることができます。

長期高度人材育成の失業保険などはこちらを参考にしてください↓

長期高度人材育成コースのお金のおはなし。「失業保険」や「給付金」はどうなる?気になる2年間の職業訓練中の「お金」のおはなし。長期高度人材育成コースの失業保険と給付金ってどうなってるの??国民保険や年金や住民税のこと、職業訓練中の生活費についておはなしします。...

それもあって、自己負担額が58,872円というのは安く感じていました。

そして、学校がはじまって最初のオリエンテーションで教材一式の一覧表と入金用の振込用紙などを受け取りました。

学校からもらった教材一覧表
Cinna

教科書やソフトとかはないんだ…。本格的なデザインツールって高いんだなぁ。

自己負担額が58,872円は専門学校に通う上で安いなと思いましたが、この教材一覧を見ると「高い」と正直感じました。

それでも学校指定のものだから購入するものなのだなと思っていましたが、この一覧表が配られたあとにクラスメイト数名から職員さんへ質問が飛びます。

「この教材は必ず買わないとダメですか?」

「教材の中で持ってるものがあるのですが、どうしたらいいですか?」

クラスメイトには美大出身の人もいたし、デザインを仕事でしていた人、イラストレーターをしていた人もいたので、スケッチブックやコピックなど既に持ち揃えているものが多かったためです。

職員さん「・・・持ってるものは、ご自身のでも大丈夫です(小声)」

え?いいの?と思いました。

ただ私はアナログなデザインツールには全く知識がなかったのと、自分で一式揃えるのも手間だなと思って学校指定の教材一式を購入しました(クラス大半は購入しました)

購入した教材は使わないものが多かった

ここからはあくまで私の体験談ですが、感じたことを正直に書きます。

1年生の前期は全専攻共通のアナログなデザインの基礎を学びました(スケッチや工作系)

この教材一式はこの前期のみで使うものでした。

(学校的にはデザイナーとして持っておいてほしいのだとは思いますが)

でも実際は、授業をする先生方はこの教材を指定してるわけではありませんでした。

例えば教材の色鉛筆もすごく高い(もちろん質がいいので)のですが、実際の授業では色鉛筆の授業はありません。。スケッチに少し色を足したかったら塗ってもいいよ〜程度で安い色鉛筆でも授業的には全く問題ありませんでした。

そしてコピック(色を重ね塗りできるペンです、これは便利ですが)もさっきの色鉛筆も大きな定規にコンパス、カッティングボードまで、学校の工房で借りることができました(あとから知りました)

購入しなくても無料で学校で借りれる。ということです。

教材を買わずに過ごしてみたクラスメイトは100均で鉛筆などは揃えて、コピックや工具は工房で借りるというのを実践していました(すごい)

同じ教材をネットで自分で揃えたという人もいて、2万円くらいで安く買えたとのことです(すごい)。学校では定価に近い金額で自分で揃えるよりケッコー高かったのだなと思いました。

高く買ったことはまだ良しとして、せめて授業で必要なものにしてほしかったのが正直な感想です。

大きな三角定規は1回も学校に持って行ったことはなかったですし(大きな荷物持っていかなくても学校で借りれるので)、スプレーのり2本やテープ類など授業の持ち物になることもなく新品のまま残っています。

4月〜6月の授業が終わって7月の夏のワークショップ以降は教材を授業で使うことはありませんでした。

翌年のクラスは購入必須に変わっていた

私たちのクラスは長期高度人材育成コースができて、まだ2年目のクラスでした。

おそらく初年度のクラスでは「教材買わなくてもいいですか?」という質問がなかったのでは?と今では思います。とっさに買わなくても大丈夫ですとおっしゃってた姿が明らかに戸惑ってらしたので、、、。

その後、恐らくですが教材を購入してもらわないと学校の売上が減ること、また提携している教材屋さんの売上にも左右するという話になったのではと思ったり(←これは勝手な推測です^^;)

翌年のクラス(私たちの1つ下の学年)は教材一式の購入は必須に変わっていました。

翌年のクラスに知り合いがこのコースに興味を持って入学したため、教材は買わなくても授業は大丈夫というのを伝えていました。

授業内容もほぼ同じだったので、教材の代わりになるものを100均などで一緒に揃えて工房で借りれるものは買わないというのをしてみると4000円以内で収まっていました(学校には申し訳ないですが)

その年に教材を購入しなかったのは1名だけ。学校からは何度も催促されたようです^^;

ちなみにハローワークからも強制することはありません。あくまで学校が決めることとされている範囲のようです。

買わないとかされると、学校は困ると思いますが、使わないものが多いものに6万円は訓練生にとってはさすがに高いなというのが正直な感想でした。

さいごに

「教材は買ったものの、あまり授業では使わなかった」というのが私の体験談でした。

でもこれは学校によって全然違うと思うので、マネしてくださいというものではないです。

ただ、言われるままに従う必要は必ずしもないということの1つとしてお伝えできれたらと思ってこの記事を書きました。

無料で学校行ってるんだし、とか、職業訓練を受けているとそんな風に思ってしまうことも私はありました。でも国の制度で正当に受講していて、学校はボランティアでなく国からお金をもらって運営している。

疑問に思ったことは、ちゃんと聞く、伝えるをしても問題はないです。(揉めないようにはしたいですね)

学校もまだまだ新しい制度でこれからどんどん良いものに変わっていく途中なんだと思っています。

Cinna

最後まで読んでいただきありがとうございました

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Cinna
8年間働いた会社を辞めて2年間のwebデザイン長期職業訓練[長期高度人材育成コース]へ 2019年入学▶︎2021年終了 訓練終了後フリーランス 退職後にこれまでの生活を見直し、敏感肌、アレルギー体質を改善するため、肌断食と食事と運動による身体メンテナンスを自分の身体で実験中。体験談をレビュー。