こんにちは、Cinna(シーナ / @web_cinna)です。
私は2019年の4月から2年間、webデザインの長期職業訓練に通いました。
この職業訓練は仕事のことだけでなく、
私にとってはとっても大きな人生のターニングポイントになりました。
この職業訓練をきっかけに2度目の結婚も。
今回はそんな私の長期職業訓練を選ぶまで〜2年間を通じて人生が変わった【体験談その2】をお話しします。8年続けた仕事を辞める決断をした時のおはなしです。
【体験談その1】では離婚を経て、人生の再計画をしたおはなしをさせていただきました↓

これから職業訓練に行こうか迷っている、転職、結婚、離婚、新しい道に進むか悩んでいる、そんな方の少しでも参考になれば嬉しく思います。
8年続けた仕事を辞める決断をした時のお話し。
前から今の仕事はずっと続けていくのは難しいかもしれないと感じていたとお話ししました。
とはいえ、長年続けてきた仕事を簡単に辞める決意をするのはとても勇気のいることでした。
まずは、転職するならの仮定を自分の中でまとめていき、決断に至ります。

10年後の理想の生活を手帳に書いてみた

離婚して1人で再スタートを切るにしても、いずれまた結婚して子どもがいる家庭を築きたい。
それが私が手帳に綴っていた理想の生活でした。
私は一人っ子で両親は小さい頃から共働きでした。
子どもながらに、仕事を頑張っている自分のお母さんはかっこいいと思っていました。
でも兄弟のいない鍵っ子だったことはやっぱり寂しかった。
小学生の頃、友達のお家では学校から帰ったらお母さんがいて、おやつの時間があって、毎日それを楽しみにしている。私もそのお友達のお家によく遊びに行かせてもらっていて、お母さんがいつもお家にいるのが羨ましいなと思っていました。
大家族でワイワイに憧れていることもあって、将来は子どもはできればたくさん欲しいなと昔から思っていました。
そして、自分の母と同じように、自分の仕事をしっかり持ちつつ子どもとの時間をたくさん過ごせるようにしたい。それが私の1番の理想の生活でした。
家族を持つことは1人では叶えられないことなので実現できるかはわからなかったけれど
いつの日か理想の生活もできる仕事に変えようと決めました。
幼い子どもとの時間を確保できる、ライフスタイルが変わってもキャリアアップを諦めなくて良い、
自分らしくいられる、自分の得意な分野を生かせる仕事。
この理想も全て手帳に書きながらまとめていました。
そして自分の好きなこと、得意なこと、興味のあること、1つずつ手帳に書いていきました。
⇩実際に使ったおすすめの手帳😇


理想が叶いそうな仕事って何だろう
その中で浮かび上がった仕事の案が“デザイン”の仕事でした。
イベント制作会社での勤務を経て音楽サービス業の仕事を経験していたのですが、
やはり企画、イベント、チラシやポスターデザイン、宣伝広告という仕事内容が好きで、
加えて動画制作やお客様とのコミュニケーション(ヒヤリング)も好きでした。
デザインの仕事なら、子どもができても在宅勤務もセレクトしやすいのでは。
今の自分に足りないものって何だろう
しかしデザインの仕事がしたくても、私自身に不足していることは何と言っても専門的なスキルや経験です。
それも全て手帳に文字として形にしていきました。
手帳に見える形で書くと不思議なもので、不足しているもの、そしてそれをどうやって補っていき問題解決するのかが見えてくる。そしてそれを実行に移す気持ちになれました。
“デザイン”という1つの案が浮かび、その職種に就く方法を調べていくことになります。
デザインの仕事に転職するなら…、3つの選択肢を並べました。
1. 未経験OKのデザイン会社に入って現場で勉強する
2. 職業訓練でデザインを学ぶ
3. 今の仕事を続けながらデザインの勉強ができるスクールに通う
でも案が浮かんだだけで、まだまだ不安です。そう、不安なのは漠然としているから。
と言い聞かせ、次のステップに。
行動に移してみて、自分の気持ちを確かめる
その不安の解消や自分の気持ちを確かめるために、今度は行動に移していく準備をしました。
まず3つ目の仕事を続けながらデザインのスクールに通う案ですが、調べてみたものの、スクールに通うのに高額のレッスン料がかかること、その頃の仕事がお話しした通り忙しくて勉強を両立できる気がしなくて最初に案から外しました。
次に1つ目の案、すぐに未経験OKの会社に転職をしようか迷った点は、年齢でした。デザインという分野のイメージ的と転職のしやすさ的になるべく若い方がいいのでは、、、と思ったからです。勉強をしてから転職するとうことに少し不安を感じていました。←これも今思えば漠然の不安ですね
2つ目の案「職業訓練」は以前に友人が通っていた話を聞いて、その制度があること自体は知っていました。生活費やスクール料の心配をすることなくデザインの勉強に集中できる点ではとても魅力的でした。ただ職業訓練で学べることは基礎的な部分だと思うので早く転職してしまって現場で学ぶ方が早いのでは?とも思っていました。
↓職業訓練でのお金のリアルなお話はこちらの記事にしていますので参考にしてみてください(^^)

この時点で選択肢が1と2に絞れました。
1と2についてはこれ以上は考えてもイメージでしかないので、ここから行動に移します!
実際に動いてみて気づいた気持ち
1、2の情報を得るために、まずハローワークに人生で初めて行ってみました!
もちろん事前にネットで職業訓練のことをリサーチしたり、デザイン関連の求人情報を調べたりはしていましたが、やっぱり直接人に聞くこと、そして話をすること、行動をしてみることが大切だと思い、最初の1歩としてハローワークへ。
職業訓練の担当者さんに改めて職業訓練がどんな種類があって、どんな制度なのか、どんな募集があるのかを教えてもらいました。
もちろんハローワークなので求人情報を同時に調べてもらえるということで、私の今の悩みを聞いてもらいながら、未経験OKでデザイン関連の仕事に転職する場合の候補をいくつか見せてもらいました。
その時お話を聞いてくださった担当さんは私のおそらく10歳くらい年上の女性で、私の悩みにもとても共感してくださり、一緒に親身になって相談に乗ってくれました。とても嬉しかったのを覚えています。
こうように行動してみてよかった点は、人に話してみることで、自分の気持ちが改めて確認できたことです。
この初日に見つけたその時の自分の答えは、
絶対にデザインの仕事に転職したい!!!という覚悟がまだ “ない” ということ。
答えじゃないような答えですが、その曖昧さがその時の自分なのだと認識しました。
そう、私はデザインの仕事がどうしてもしたくて、それがずっと夢で転職を考えているわけではないんですね。
当時読んでいた心理学の本や、ある元プロサッカー選手も話していたのですが、
“職業”を夢にするよりも、「生涯で自分が達成したいこと」を夢にするのがおすすめだそうです。
ほんとその通りだなと私も思うのですが、「生涯で自分が達成したいこと」を目標にしたほうが
いろんな角度から目指すことができる、たとえ職種は変わっても人生で追及する軸は変わらずに柔軟に進むことができる。
デザインという職業にまだ曖昧な覚悟しかないのだと認識した時に、この考え方を思い出しました。
自分が今一番求めていることは、デザインという職業そのものではなく、
・子どもが産まれたりライフスタイルが変わっても続けられること
・仕事に時間を拘束されすぎずに自分らしい生活が送れること
・得意なことや好きなことを生かしてできる仕事
いくらデザインの仕事と言っても、必ずしもこれが叶うわけではない、むしろ在宅ワークなんてできなくてとってーーーも仕事量も多く拘束時間も多く私の当時の仕事よりも大変な現場も多いかと思います。
自分が求めているライフプランにとって”デザイン”という技術を身につけることが、これから仕事を選択していく上で有効かもしれないという1つの案なのだと再認識しました。
独学のスキルでチラシやポスターなどのデザインを仕事でする(外注せずに自社で)経験はありましたが、クライアントから依頼を受けてするプロのデザインとしての実務経験はもちろんなかったので、いざ転職した後に本当に自分がその実務内容も含めて本気でやっていきたいと思えるのかどうかもまだわからないというのが本音でした。
迷ってる気持ちを素直に受け止めて、考える&試す期間としても
職業訓練にまず行くのがいいのではと思いました。
職業訓練について具体的に動いてみた
ここまできても長年続けた仕事を辞める決断まではまだ悩んでいて、
決意を固めるためにももう少し具体的に動いてみることにしました。

ハローワークの説明会
ハローワークのイベントにまず参加してみました。
「デザインの仕事について」というテーマで職業訓練校の担当者さんが説明会を開催してくれるものにまず参加してみました。
お話を聞いて、より「やってみたい」が具体的になってきました。
そして後日また、職業訓練校の担当者さんが複数校集まって個別に説明を聞けるイベントに参加しました。
もし通うならこの学校…という具体性が見えてきました。
職業訓練校の体験レッスン
次はハローワークの説明会で気になった学校の体験レッスンに実際に行ってみました。
学校や先生や授業の雰囲気、そして実際に「パソコンに向かってコードを打つ。」ということを自分自身が楽しいと思えるのか苦痛だと思うのかを確かめることができました。
私が受けた体験レッスンはJavaScriptの授業で、初めて聞くコードをノートにもメモを取りながら覚えていく、入力していく、私にとってはとっても楽しい時間でした。

在職者対象の職業訓練を受講してみた(在職者訓練)
在職者に向けてもスキルアップを目的とした短期の職業訓練があります!
職業訓練校で体験レッスンを受講した後に、さらにプログラミングについて勉強をしてみて自分がどう感じるのかを確かめるために受講してみました。
ポリテクセンターにて2日間(1日6時間の授業)トータル12時間の授業を受け、簡単なホームページを作るところまでを体験することができました。

行動するごとに決意が固まった
行動して実際にこれから経験するであろう場所や体感をすることで、自分の中で「やりたい」が明確になりました。とってもワクワクしました。
頭の中で、やってみたいな、、、でもな、、、の繰り返しだったのが
自信を持って、これがやりたいと言えるようになりました。
まずは職業訓練へ。
絶対にデザイナーになる!という覚悟まではいかずとも、素直に勉強してみたいという気持ちを優先して仕事を辞めて職業訓練に行く決意をしました。
職業訓練の中でもデザインの勉強を実際にしてみながら、行動することで、自分がこれからどんな仕事をしていきたいか2年間を通して考えることにつながります。それはまた後日のお話の中で(^^)
さいごに
8年続けた仕事を辞める決意をした時の実体験お話でした。
今も、迷ったらまず”動いてみる”こと、そして自分の気持ちを確かめる。
これがけっこう役立っています。
もし同じように新しいことにチャレンジすることに迷っている方の参考になれば嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます!