こんにちは、Cinna(シーナ / @web_cinna)です。
職業訓練の2年コース、長期高度人材育成コースでWebデザインを学んだ記録です。
今回は1年生第2セッションで学んだ、総合基礎をお話します。
授業の概要

3時間×全10回(週2日×5週)
アイデアを抽出し作品に仕上げるまでのプロセスを学びます。また、相手に伝えるための意思伝達方法や表現のバリエーションを学びます。
常に学びの姿勢を持ち、幅広く視野を持つこと。自己主張や自己満足のみの作品、制作者の意図のない”こなし制作”は不合格とします。
現状把握・問題の明確化→情報収集→調査・分析→試行・効果の検討→制作→相手に伝える
これらを何度も繰り返しながらデザインプロセスと表現力を養います。
全10回授業のスケジュール
- 素材手帳
- 素材手帳
- 照明で証明
- 照明で証明
- 照明で証明
- 興味のあるものの分析
- 興味のあるものの分析
- 興味を持ったモノを自分のモノにする
- 興味を持ったモノを自分のモノにする
- 興味を持ったモノを自分のモノにする
第2セッションその他の時間割はこちらの記事にまとめています↓

授業内容をレポート

総合基礎の授業では、まず素材の種類を知ること、素材の特性を知ること、そして世の中にあるデザインを自分で分析してみること、そしてそこから自分のアイデアに変換してモックアップを作ってみることの過程を総合的に実践して学んでいく授業です。
分析をしっかり自分で行うことで、アイデアの幅も広がります!
素材手帳
紙の見本帳を作ります。様々な「紙」の収集と特性の分析。
身近にある紙をたくさん収集して、紙の特性(インクの滲み方、耐水性、色鉛筆の発色、光の透過など)を調べて、分析結果とともに見本帳を作るのが課題です。
どんな紙を集めるか、どんな分析をするか、どんな見本帳の形にするかは自由です。
私が選んだのは「紙袋」!お店のSHOPバッグを集めて見本帳を作りました!
残念ながらせっかく作った紙袋の紙素材見本帳が家に見当たらず、、、どこかにあるかな、、、
なので写真をお見せできないのですが、紙袋に収納した紙袋見本帳という形で作りました!
①紙袋の取っ手の部分を同じ大きさで切り取りたっくさん集める
②紙の特性を調べて分析結果の紙を1枚ずつ貼る
③全ての紙の取っ手部分を紐でくくりまとめる
④同じ大きさに切った紙袋の見本帳と同じ大きさの紙袋に見本帳のケースとして収納する
代わりに、作った作品のイメージ画をイラスト化してみました〜

こんな感じで素材集めて、収納ケースも紙袋にしていました。
分析結果を貼るのに作ったメモのデータ一部はでてきたので、掲載してみます↓

紙の特性を分析して、それぞれの紙袋に貼り付けました。
お店によって紙袋で個性がすごく表されていて、こうやって注目してみるととても面白いです。
チープなものから、こだわり素材のもの、取っ手部分も紙紐や麻素材、リボン素材など様々。
照明で証明
次の課題は、照明をつくること。
1つ前の課題のように、使う素材選びから始めます。
照明を作るのにどんな素材を使うのか。これもそれぞれで選びます。







作った作品を過程などをA4用紙にまとめて提出します。
最後に自分の作った照明をクラスでプレゼン大会を行いました。
どのように作ったのか、アイデアは何だったのか、この作品の魅力などをプレゼンします。
そしてお互いの作品に対して感想カードを記入、あとでクラスの感想を見ることができます。

右のピンクが私が作ったもの。その他クラスメイトが作ったものです。
興味のあるものの分析

今回の課題はグループワークです。
グループで自分たちの興味のあるものを集めて、縦軸横軸のグラフで分析をします。
私たちのグループは、様々なロゴマークを集めることに。
時間に限りがあったので膨大な数のロゴは集めることはできませんでしたが、これだけの数を集めるだけでもそれぞれの個性があったり、商品のジャンルによって似ている傾向があったりと見ていて面白いです。
他のグループは、お菓子のパッケージを集めるグループや、ホームページのデザインを集めるチームなど、分析結果はグループごとにプレゼン形式で発表しました。
身近にあって何気に手に取っている商品もこうやって細部まで分析してみるととても面白いものです。
興味を持ったモノを自分のモノにする
前回の課題で、興味のあるものの分析から「ロゴ」を今度は自分で作成する課題です。
それを今回は個人制作で企画書にまとめ、最終授業でプレゼンを行います。
分析したロゴの中から作ってみたいなと思ったのが「TUTAYA」のロゴ。
リニューアルを提案する想定で企画書を作ってみました。
ロゴを作成する前に企業の理念や歴史を調べたり、TUTAYAの現在の新らしい店舗スタイル「蔦屋書店」の本店に実際に訪問し従来のレンタルショップの枠を超えた提案型ショップを体感してから制作に取り組みました。

伝統的なロゴ、たた大変恐れ多いのですが、勝手にリニューアルしてみました😂


取り残されたとかゆーてスミマセん!

今見返すと、TSUTAYAの”TSU”の間のスペースをもう少し空ければよかったな


TSUTAYAのことを調べれば調べるほど好きになってしまって、こんなのあったらいいな〜とか妄想が広がって、授業ということもありそれを勝手に企画書にできたのは楽しかったです。
実際にロゴを作るにはもっと大量のアイデアと検証と打ち合わせとが必要になるとは思いますが、授業という限られた時間の中ですが、実際に店舗を訪れてお客様目線で体感したり、今まで知らなかった企業の理念の深さを知ってそこから制作をするという経験はとても貴重でした。
どんな想いで作られた商品なのか、どんな想いを届けたくて作られた店舗なのか、それが訪れた時にとても伝わってきました。その想いに共感して、お客様に「伝える」ということをお手伝いできるのがデザインの仕事の魅力だなと感じました。
このあと、この勝手に作った企画書を、旦那さんがCCC(TUTAYA運営会社)の社員のお友達に送っていてかなり焦りました😭やめて〜、すみませんと謝っておきました笑😭
感想
デザインを作る過程として、まずは情報を集める、そしてそれを分析、そこから自分のデザインのアイデア出しをして制作していく。
そんな過程を授業を通して学びました。
そしてその過程がとても大切だということも体感しました。
日頃から身近にあるたくさんのデザインに意識を向けて情報の引き出しを持っておくことも大切ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました


